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姿勢と言えばバレエを思い浮かべる人が多い、と姿勢矯正のページで紹介しましたが、もともと姿勢が良い人でなければバレエも上手くなれません。
バレエの基本姿勢をとる際、「おなかを引き上げて肩を下げる」と指導者はアドバイスします。
しかし、もともと姿勢が悪い人はこの姿勢がとれません。逆に言うと、この姿勢がとれない人は姿勢が良くないのです。
残念ながら姿勢を良くすることや姿勢矯正は、バレエやダンスの指導者にとっては専門外の領域。
バレエなどの指導者は、芸術的な分野が専門です。
本格的にバレエを始めたい場合は、「姿勢が崩れていない、頭で考えない、動物的反応が良い時期」つまり3歳ぐらいから始めることをお勧めします。
ただし、ハイハイをしっかりしていなかった子供は体幹が弱く、もうすでに姿勢が崩れている可能性があります。そのため、赤ちゃんの時にはハイハイを思う存分させるようにしましょう。
また、元々の素質が良くても、発表会を頻繁にして実力以上なことを要求されると、姿勢が崩れたり、身体を痛めたりします。
体玄塾ではそうなった子供たちを何人も診ていますので、子供たちに無理をさせないよう忠告しておきます。
ダンス系でも、理想的なフォームにする伝統的な言いまわしが多数あります。
例えば、「おしりをもっと高い位置において」「おしりを割らないようにアラベスクをして」「肩を前に出さないようにして肩甲骨を出っ張らないように」など。
体玄塾では、だれでも表現できる動きが組み合わさったドリルをつなぎあわせて、上記のような要求に答えることができるようにして、ダンスの現場に戻しています。
コンディショニングでは、ダンス系指導用語を、身体に通じる体玄塾言語に翻訳する作業を行います。
翻訳には多くのドリルが関わっています。ドリルをドリルでドリルで…このように、ドリルをたどって行けば必ずその言葉は身体に通じます。
まるでルービックキューブのように、少しずつ正しい動作に戻して行くのです。
ドリルは必ず、特別な施術とストレッチから始めます。
これは、ターゲットとなる筋肉へ、脳からの「収縮しろ」という神経伝達を良くするために行うのです。
このあと始めて、「意識して下さい」という言葉が身体に通じるようになるのです。
このスタートが無いトレーニングでは、単に筋バランスを崩すのみとなります。
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